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    カジマヤー・97歳のお祝い パレード


    カジマヤー

    88歳、トーカチスージ(祝い)カジマヤー祝い・親戚、町中で祝うカジマヤーパレードが盛大に行われる。

    カジマヤーの始まり・由来


    88歳でトーカチと呼ばれる米寿のお祝い、そして97歳になるとカジマヤー(風車)のお祝いをします。

    沖縄が長寿県を維持しているのは、健康食野菜を多く食べているから?ストレスを受けることが少ない?気候のせい? 
    私が思うには、沖縄の人たちにとって、長生きするということは、とても良いことが97歳、98歳になったらわかる喜びと感動が待っている。人生の中でこんなに感動したことはない。自分が生きてきた証。人生の物語を振り返りながら、子や孫、曾孫たちの愛に包まれながら想い出を振り返る年。

    カジマヤー・97歳の長寿の祝い 沖縄

    沖縄では97歳カジマヤー(風車祭り)を動画のように盛大に町中の人たちが祝い、パレードを行う。心から盛大な拍手を贈って、町中の人たちが「おめでおう!!!おめでとう!おめでとう!」おめでとうを1000回言われたらどんなに幸せな気持ちになるのだろう?
    祝福って、こんな感じかな?
    撮影時に、私は86歳で亡くなった母のことを想い出して涙を流しながら撮影していました。

    カジマヤー・97歳の長寿の祝い 沖縄

    カジマヤー・97歳の長寿の祝い 沖縄

    ■カジマヤーの始まり

     大昔、天に届くほどの大きな木がありました。神様がその木を伝わって、天から降りて来てみると、地上には柔らかい良い土がたくさんありました。 「うん、この土ならば私が思っているような人間が作れそうだ。」と、神様 はすぐに六つの土の人形を作りました。ところが、作り終わったのが夕方にな っていたので、「これは大事な人間だから夕方に息を吹き込むのは良くない。  朝の満ち潮の時に命を与えよう。」と言って天に昇っていきました。

     ところが、翌朝、人形を作ったところに神様が降りて来て見ると、六つの人形は跡形もないほどめちゃめちゃに壊されていました。  「ひどいことをする者がいる。仕方がない。もう一度作るとするか。」  そこで、神様はもう一度、土で六つの人形を作りました。しかし、作り終わ ったのがまた夕方になってしまったので、神様は今度もその人形に命を与えな いで天に昇っていきました。

     三日目に天から神様が降りて来て見ると、また六つの人形は壊されていまし た。天の神様は大変怒り、六つの人形を作ると、その晩は誰が壊したのか見つ けようと思って見張りをすることにしました。

     その晩の真夜中になると、突然 まぶしい光が輝いて地面が二つに裂け、その中から老人の神様が現れて天の神 様が作った六つの人形を壊そうとしました。天の神様は、大声でそれを止めま した。「待て待て、私の物を勝手に壊すな。」  すると、地下から来た老人の神様は言いました。「私は、土の神だ。私に断 りなく土でこんなものを作ったのはお前か。」 そう土の神から言われると、 天の神も土の神に詫びるほかありませんでした。

     「そうか、これは悪かった。人間という者を作ろうと思って人形を作ったのだ。すまないが百年の間、この土を貸してくれないか。」  天の神は、土の神に頼んでその土を貸してもらい六つの人形を作ると、朝そ の六つの人形に命を吹き込みました。六つの人形は六人の人間になり、それが また三組の夫婦になって人間の世が始まりました。

     そのうち人間が次第に増えたので天の神が喜んでいると、97年目に土の神が やってきて言いました。

     「もう土を返してもらう約束の日になったから、返してくれ。」
     「まだ、百年は過ぎていないがどうして今日で百年なのだ」
     「いや、閏(うるう)の月が3年分あるから、それを数えると今日がちょうど百 年目だ。上の神様からのお達しもあるから、どうしても今日返してくれ」

     ところが、その時にはまだ子供もおれば、年寄りの人間もいました。 そこで、天の神様は土の神様に頼みました。「ご覧のように子供もいる。 それにみんながみんな百年生きたわけではない。どうにかならんか。」  そこで、天の神や土の神よりも偉い神様に申し訳が立つように、97年以上生 きた人間には、風車を持たせて、生まれたばかりの赤ちゃんの真似をさせるこ とにしました。

     沖縄では、97歳になると老人に風車を持たせて、村中を行列して歩いて、97 歳のお祝い(カジマヤー)をするのは、このように赤ん坊の真似をさせる約束が あるからだそうです。

    妻のおばーちゃんのカジマヤー祝いの映像



    祝・カジマヤー・パレードの動画






    当民話は、沖縄国際大学文学部 遠藤庄治教授のご厚意により掲載させて頂いてお
    ります。その転載・複写、一部引用等の二次利用は、教育目的、学術的な研究目的、
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